4月4日 パリENSAD







ここはパリ市にある国立美術学校ENSAD。先の3月2日に訪れた際、授業の中で提示した「TACTILE=触覚/視覚障害者に向けた本づくり」をテーマに、19人の学生たちとのワークショップが始まった。4日からの3日間、9時から18時までの一日をフルに使う。まずはこの1ヶ月の間に、学生たちが考え準備してきたアイデアやスケッチに目を通しながら、ひとりひとりにアドバイスしていく。テーマがかなり狭義だったので多少の心配はあったが、彼らの視点や着想はとてもバラエティーに富んでいて興味深かった。最後の日には、みながそれぞれ食べ物を持ち寄り、キャンバスでの楽しいランチとなった。そして何よりも、7、8名の先生方が、学生をサポートするようにプロジェクトを共有していく姿は、とてもいい環境だと思った。ランチ後は、全員のプレゼンテーションを行い、終了後、一路空港へと急いだ。