3月10日 パリ、そしてボローニャへ。

骨髄移植後の1年間は、免疫力がまだ低く海外渡航が禁止されていた。海外での見知らぬウィルスとのコンタクトが危険と見なされていたから。ちょうど先の2月に1年間が経過した。順調に回復しているとの判断から主治医の了承が得られ、先月末にはソウルへ。短い滞在ではあったが有意義な時間を過ごすことができた。そして今月19日からはヨーロッパへ向かう。パリのブックフェアーが20日から4日間あり、会場でのサイン会やレトワゾーでのトークイベントが予定されている。23日の午後には、パリからボローニャへ向かい、翌日から始まるボローニャ・ブックフェアーに参加する。ブースは例年通り「SMALL WORLD」。場所はホール25番のA169にある。会期はこちらも4日間だが、ブックフェアーにあわせて2つの展示会が別の会場で開催され、およそ1ヶ月続く。オープニングやトークイベントなどが連日予定されていて、きっと忙しくなるだろうなぁ、体力は大丈夫かなぁと思いつつも、昨年は入院治療中のため行くことが叶わず、無菌室の中で外にも出られなかったことを思うと、自然と力が湧いてくる。さて、これからが再出発。海外へのチャレンジがはじまる。