11月8日 サンプリースト


リヨンから、トラムと呼ばれる路面電車に乗り、30分ほど郊外にあるSaint Priest Chateauが今回の会場。ヨーロッパ各地から小さな出版社が集まる祭典で、子どもや家族に向け毎年開催されている。会場に来て驚いたのは、どうやら私は今年のゲスト・オブ・オーナーとして招待されていて、町の人たちからしきりに声をかけられ、そのことがレセプションパーティ当日になって知らされた。おまけに市長のスピーチに続き、紹介だけと言われながら、結局は挨拶をすることに。以前であれば戸惑いもしたものだが、最近は随分慣れてきたのかなぁ、むしろハプニングを楽しめるようになってきた。

日程的にはかなり過密で、地元の図書館司書や先生たちへの講演やワークショップが3回、親子に向けたワークショップが4回と、連日忙しかったのだが、楽しい時間となった。パリからやってきたレトワゾーも本の販売に追われ、2日目にして、私の本はほとんど完売してしまった。