10月13日 ワークショップ「気づき」

日本はもとより、フランス、イタリア、スペインなどヨーロッパ各地やメキシコ、ニューカレドニア、韓国など世界各地で15年間に渡り開催されている駒形克己のワークショップ。世代、性別、障がい、言語・・・。様々な違いを超えて同じ場所で、同じ体験を共有することでみなが対等に向き合い、交流が生まれます。使うのは、紙・のり・はさみ、の3つのみ。乱暴に扱えばしわくちゃになり破れてしまいそうな紙を、切ったり貼ったりという敢えて手間のかかる作業をしながら、子どもたちは加減を理解し集中していきます。また、それぞれのプログラムにはルールが存在しています。サッカーは手が使えません。野球はあんなに広い場所を9人で守り、ゴルフはとても小さなボールで遠くにある小さなホールをめざします。不便なルールがあるからこそ工夫がうまれ、楽しむことができます。同じようにワークショップでは、ルールを”規制”という強要されるイメージを持つのではなく、ルールそのものを楽しみながら創造していくことで主体性を育むことを目的としています。

<ひとつがふたつ>
参加者全員が9色の中からひとつ選び、思い思いの形に切り抜き、隣の人と形を交換します。ルールはふたつ。「もらった形に文句を言わない」「どんな形がいいかお願いをしない」。もらった形を何かに見立て、紙を切り貼りしながら二つ折りのベースに作品を作ります。

<のびるカード>
折り畳まれたカードを広げると、真ん中の赤い三角が3つの部分に分かれます。これらの形を自分なりのアイディアで何かに見立て、紙を切り貼りしながら作品をつくります。カードは縦方向でも逆さでも使い方は自由。はじまりは同じでも、でき上がりはいろいろ。それぞれの個性が発揮されます。
※いずれも6歳以上の子どもや親子、また大人を対象とした幅広い世代に向けたプログラム構成です
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ONE STROKE 大坪