3月23日授賞式


ボローニャに来て、その翌日の22日には、シチリアーニ少年院でのワークショップ。今年で3回目になるが、以前よりも顔ぶれは多彩。ガーナやモロッコ、中国人など総勢8人。すっかり改装された建物はきれいに整備されてはいるものの、相変わらずの床から天井までの鉄格子の扉には、何度訪れても馴染めないものだ。子どもたちは14〜18歳。すっかり大人の雰囲気を身につけながらも、時折見せる子どもっぽい表情が印象的だった。その日の午後にはブックフェアーのブース設営を終え。23日からいよいよ4日間のフェアーがスタートした。広い会場内に、世界各国からの出版社のブースが所狭しと並ぶ光景は、やはり刺激的。私たちのSMALL WORLDのブースもたくさんの来場者でにぎわい、そして23日の夜には、街の中心にあるサラボルサでRAGAZZI賞の授賞式があった。最前列に準備されていたONE STROKEの椅子をみつけ、きっと私たちが一番小さな出版社なのだと思う。小さいながらも、その名誉を受けられたことはとても大きな励み。フレンチ版の共同出版社レトワゾーと、その喜びを分かち合った。