4月7日帰国


15:10ソウル、インチョン空港発の便で成田に。思えば19日に出発して以来、ボローニャ、パリ、ソウルと3つの都市を訪れ、ボローニャではブックフェアー初日にあった授賞式やスモールワールドでのブース対応、そして少年院や図書館でのワークショップ。パリでは連日の打合せと、もうひとつの「2009年最も美しい本」の授賞式など、ずっと忙しかった日程を終え、ソウルに来てからは比較的のんびりと過ごすことができた。ミラノやパリ、ソウルの美術学校からの授業の要請や、メキシコの教育文化省からのワークショップ教材の開発依頼など、これからの若手育成のためのプロジェクトもいくつか生まれてきている。加えてフランスの出版社オートルモン社から「JAPAN」をテーマとしたムック特集号への協力要請があり、それは若手10数人のイラストレーターの発掘の仕事。帰国後に予定されている青山ブックセンターでの「本づくり」の講座での出会いにおおいに期待したい。またそれ以外にも世界とのパイプ役のような活動ができればと思っている。もちろんインドTARAとの新刊や重版の整備など、帰国後は仕事が山ほど増え、これまで何度も飛行機に乗り、行き来した世界との交流が少しずつ実ってきたようだ。